なぜ仙骨を整えるのか
WHY SACRUM
なぜ仙骨を整えるのか—姿勢と自律神経の安定へ
「痛み止めを飲んで安静にしていたら、いつの間にか腰痛が治っていた」 これは本当の意味で「治った」と言えるのでしょうか?
当院では、単に痛みが消えた状態をゴールとはしていません。 なぜなら、身体の土台である「仙骨」がズレたままでは、遅かれ早かれ必ず再発してしまうからです。 ここでは、なぜ自然治癒任せではなく、意図的な「調整」が必要なのか、その理由をご説明します。
1. 「動く背骨」と「支える仙骨」
人間の身体は、高層ビルとよく似た構造をしています。 高層ビルは地震の際、上層階が揺れることで衝撃を逃がしますが、その前提として「基礎(土台)」が絶対的に安定している必要があります。
- 背骨(脊柱):動くことが役割(ビルの上層階)
- 骨盤(仙骨):支えることが役割(ビルの基礎)
もし土台である仙骨がグラグラしていたらどうなるでしょうか? 上の背骨は安心して動くことができず、バランスを保つために筋肉をガチガチに固めてしまいます。これが慢性的なコリや痛みの始まりです。
2. 「痛みが消える」と「治る」は違う
ひどい腰痛でも、安静にしていれば痛みは徐々に引いていきます。 これは炎症が治まり、楽な姿勢をとることで関節への負担が一時的に減ったためです。 しかし、これは「ズレたままの状態でバランスが取れてしまった(固まってしまった)」に過ぎません。
歪みの定着(代償作用)
例えば、骨折を治療せずに放置すると、骨が曲がったままくっついてしまうのと同じです。 人間の身体には「悪い状態なりになんとかバランスを取ろうとする力」が働きます。 仙骨がズレていれば、その分だけ背骨をねじって水平を保とうとします。
この「歪んだバランス」で生活していると、以前よりもはるかに小さな負荷(少しかがんだだけ、くしゃみをしただけ)で限界を超えてしまい、ぎっくり腰などを繰り返すようになります。
3. 重力に負けない身体へ
日常生活において、私たちは常に「重力」という負荷を受け続けています。 仙腸関節がズレてロックしている状態では、この重力をうまく受け流すことができません。
自然治癒力は素晴らしい機能ですが、「ズレた骨を元に戻す力」までは持っていません。 だからこそ、人の手による的確な「調整」が必要なのです。
定期的に仙骨・仙腸関節を調整し、常に「重力を効率よく受け止められる状態」にしておくこと。 これこそが、無駄な体力の消耗を防ぎ、10年後、20年後も動ける身体を維持するための唯一の方法だと私たちは考えています。
- はり師免許証 第182828号
- きゅう師免許証 第182661号
慢性的な痛みや自律神経の不調に対し、仙骨調整と東洋医学を組み合わせた根本治療を行う。 国家資格保持者として、医学的根拠に基づいた安全な施術と情報発信を心がけています。