仙腸関節の痛みやゆがみ

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仙腸関節のズレ・痛みをやさしく整える

「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」という言葉を耳にしたことはありますか? 病院で「異常なし」と言われた腰痛や、原因不明の坐骨神経痛の多くに、実はこの仙腸関節の不具合(機能障害)が深く関わっています。その結果痛みや炎症が生じます。

仙腸関節の構造

仙腸関節は、背骨の底にある「仙骨」と、骨盤の左右にある「腸骨」をつなぐ関節です。 身体のほぼ中心に位置し、上半身の重みを支えながら、下半身(脚)からの衝撃を受け止めるという、非常に過酷な役割を担っています。
仙腸関節の構造
わずか数ミリの隙間しかない、強固な靭帯で守られた関節です。
通常、この関節は強力な靭帯で固定されていますが、実際には3mm〜5mm程度のわずかな「可動域(あそび)」があります。 このわずかな動きがクッションとなり、日常の動作をスムーズにしています。

痛みの原因

なぜ仙腸関節が痛みの原因になるのでしょうか? それは、何らかの衝撃や負荷によって関節が「ロック(固着)」して動かなくなったり、逆に「緩みすぎてグラグラ」になったりすることで、周囲の神経や筋肉を刺激してしまうからです。

仙腸関節痛(仙腸関節障害)の原因

仙腸関節痛は単一の原因ではなく、複数の因子が絡み合って発症します。 関節の構造的・機能的な負荷や炎症が引き金となり、痛みや関連症状が出現します。
  • 1. 外傷・急性の衝撃 転倒や尻もち、事故などで仙腸関節に直接的な衝撃が加わると、関節面の微細なズレや靭帯の損傷が起こることがあります。 重い荷物を急に持ち上げたときや、スポーツでの着地動作でも起こることがあります。
  • 2. 慢性的・反復的な負荷 中腰での作業、長時間の立ちっぱなしや座り姿勢、反復する動作などによって仙腸関節にストレスが蓄積されます。 肩掛けカバンの片側使用、脚を組む習慣など、骨盤への偏った力のかかり方も原因になります。
  • 3. 妊娠・出産による靭帯の緩み 妊娠中に分泌されるホルモン(リラキシン)の影響で、靭帯が緩んで仙腸関節が不安定になります。 出産時の骨盤の開きや、妊娠後期の姿勢変化、体重増加などが影響し、痛みが生じやすくなります。
  • 4. 関節の炎症 仙腸関節そのものが炎症を起こす「仙腸関節炎」では、感染・関節リウマチ・強直性脊椎炎などが原因となることがあります。 他の原因と異なり、夜間痛や安静時痛が出るのが特徴です。
  • 5. 加齢や関節の変性 加齢に伴い仙腸関節の関節面が摩耗したり、骨の変形(骨棘など)が起こることで、関節の動きが制限され痛みが生じます。
  • 6. 周囲の関節・筋肉の影響 股関節や膝の異常、脚の長さの差(脚長差)などが原因で、仙腸関節に負担が集中する場合もあります。 周囲筋群のアンバランスも関節にストレスをかける要因です。

仙腸関節痛が起こるメカニズム

仙腸関節は本来、わずかにしか動かない関節ですが、この「微小な動き」が骨盤の衝撃吸収に重要な役割を果たしています。 ところが、以下のような状態になると痛みを生じやすくなります。
  • 関節が固まり動きにくくなる(可動性低下)
  • 関節が不安定になる(過可動性)
  • 関節の滑膜や靭帯が炎症を起こす

これらによって関節包・靭帯・神経が刺激され、局所の痛みだけでなく、周辺組織にも症状が広がることがあります。

関連痛と誤診されやすい理由

仙腸関節痛の特徴の一つに、痛みが腰部だけでなく、お尻や太もも、ふくらはぎ、足先まで放散することがあるという点があります。 このような「関連痛」は、坐骨神経痛(椎間板ヘルニアなど)と非常に似た症状を呈するため、誤って診断されるケースも少なくありません。 そのため、画像検査だけではなく、徒手検査や問診による鑑別診断が重要になります。

仙骨との関係

仙腸関節は、あくまで「仙骨」と「腸骨」のつなぎ目です。 中心にある「仙骨」の位置がズレていれば、当然そのつなぎ目である仙腸関節にも無理な力がかかります。 痛みが出ているのは仙腸関節かもしれませんが、その根本原因は「仙骨の傾き」にあるケースがほとんどです。 当院では、痛みのある関節だけを見るのではなく、その大元である仙骨の状態を必ずチェックします。

仙骨が動くのか?仙腸関節が動くのか?について

これはまあ日本語の使い方の問題でもあるのですが、どちらも不正確な言い方になります。 正確には「仙骨が仙腸関節で動く」が正しい説明になります。 肘や膝で例えるとよく分かると思います。 肘が曲がるのでなく、肘の関節で肘が曲がりますよね? 膝もそうですね。 ただこれらの関節と違うのは、肘や膝は自分の意志で動かすことができますが 仙腸関節は自分の意志では動かすことはできません、動かされる関節であるというのが 他の関節とは違う部分です。

よくある質問

どれくらいで良くなりますか?
正直に云います、なんとも言えません。(個人的には勝率8割くらいとは思っています) 1回で嘘のように良くなる方もいらっしゃれば、残念ながらあまり変わらない方もおります。 平均的なパターンですと、週1回で2か月くらいかと思います。 回数券を売りつけたり、無理やり引っ張るようなことはしておりませんので、ご安心ください。 まずは一度試してみて、効果を感じましたら、再度お越しください!
産後に仙腸関節が痛くなるのはなぜですか?
出産のときに開いた仙腸関節が上手く戻らなかったためと思われます。 産後腰痛になる方は非常に多いです。 (仙腸関節だけではなく様々な要因が絡みます)
仙腸関節は動きますか?
動きます! 最近、解剖しにいったけど動かなかったと言っているような整体師がいますが動きます。 私も解剖に行きました、そのときに大学の教授(理学療法学科)が居て、CTを撮りながら腰を動かすと 仙骨が仙腸関節内で数ミリ動くのははっきりと確認できますよと直接聞いております!
一度整った仙腸関節は、またすぐにズレてしまうものですか?
運動の習慣をつけるなど、しっかりとケアすれば大丈夫です。 虫歯の治療や予防と一緒です、虫歯治療をしても、また甘いものを食べて歯磨き等をしなければ、再度虫歯になる率は高まりますが 歯磨き等をちゃんとやっていれば、虫歯にはなりにくいのと同じです。
この記事の監修者
堺 直哉
堺 直哉 (鍼灸師・整体師)
  • はり師免許証 第182828号
  • きゅう師免許証 第182661号

慢性的な痛みや自律神経の不調に対し、仙骨調整と東洋医学を組み合わせた根本治療を行う。 国家資格保持者として、医学的根拠に基づいた安全な施術と情報発信を心がけています。

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