以前より仙腸関節という言葉が世間に浸透してなのか、腰痛で整形外科に行って仙腸関節炎だねとか
仙腸関節障害ですねと言われる人が多くなったように感じます。
では実際に仙腸関節炎や仙腸関節障害とはなんでしょうか?同じなのか?違うのか?
簡単に説明してみます。
仙腸関節炎は
この関節に炎症が起こる状態で腰痛と同じかと思ってしまいますが、原因が運動とか外傷だけでなく
強直性脊椎炎、感染症(細菌性)、自己免疫疾患、リュウマチなどでもなり、仙腸関節に必ず炎症が生じます。
仙腸関節障害とは
仙腸関節がずれてロックが掛かったような状態や、動きが悪くなった状態などのことです。
関節自体の炎症が主な症状ではなく、機能的な問題のことで、必ずしも炎症が生じるわけではありません。
原因は運動のやり過ぎや外傷、ぎっくり腰や長引く腰痛、女性なら出産時など様々です。
ですから、仙腸関節に痛みが出るという点においては似ていますが
仙腸関節障害のほうは、いわゆる「腰痛」の部類に入ると思われます。
(治療方法は整体的な考え)
一方、仙腸関節炎は場合によっては原因が内科的なことが考えられるので
症状が長引く場合は病院で詳しく検査をすることをお勧めします。
(治療方法が免疫抑制薬などの場合があります)