膝関節は体中にある関節の中で一番の消耗品であると言われています。
膝というのは、上下2つの骨がすり合って動く骨です。もちろん直接骨同士ではなく、軟骨がクッションの役目をしています。この軟骨が老化や膝関節のズレで磨り減り、骨同士がくっつくと炎症を起こし痛みを起こすわけです。
膝痛は症状だけ取ればいいわけではありません
膝痛は特に症状だけ取っても、なかなか改善されません。
例えば膝に溜まった水や血を抜いても、それは水や血が溜まってクッションの役目を果たそうとしていますから、原因が治ったわけではありません。また痛み止めを打つというのも、上でも述べましたようにやはり解決にはなりません。
では、安静にしていれば、どうかというと、もちろん痛みは「動くな」という体からの信号ですから、無理をするのは良くありません。
が、まったく動かないとどうなるかというと(これは腰痛にも言えるのですが)正常な膝を3ヶ月間ギプスで固定した動物実験がありました。
すると軟骨が徐々に脆くなり、次第に骨から剥がれ落ちます、また軟骨同士が癒着し、関節が動かなくなります。
動きませんから、骨自体に重みがかからず、骨粗鬆症にもなってしまいます。(寝たきりの老人に骨粗鬆症が多いのはこの為)
仙骨(仙腸関節)のズレを治すことが大事!
要するに関節というのは動かしていないと駄目になってしまうのです。(もちろん痛みの激しいときは安静第一です)ですが、かといってずれた状態で動かしまっては、それは解決になるどころか、悪化してしまう可能性もあります。
膝痛は膝関節がずれているのが原因ですから、そのずれている関節が骨と骨とが、しっかりと噛み合えば良い訳です。その鍵が仙骨(仙腸関節)であるのです。
膝関節の異常は原因が膝にあるのではなく、仙腸関節のズレが膝関節に大きく影響を及ぼしているのです。
このことは最近のスポーツ科学でも言われ始めていることです。
このように、様々な痛みや不調の原因は大元を辿ると仙骨(仙腸関節)のずれに行きつきます。
ですから、セイクラムバランスでは症状ごとに大きく施術内容を変えるということはありません。それは体全体のバランスを観ているからなのです。
腰が痛くなれば、実は脚も痛くなったり背中も張ったりしてきます。どこか一部分だけが独立して悪くなるわけではないのです。逆に体全体のバランスが良くなれば様々な症状は自然と消えていきます。
そのバランスを司るのが仙骨の自由性(仙腸関節で仙骨がある程度自由に動ける状態のことです)なのです。