尾骨(尾てい骨)の痛みの相談について
当院は仙骨を施術していることもあり、尾てい骨の痛みなどについても相談を受けることがよくあります。
こちらで対応できることをご紹介します。
尻もちをして、尾てい骨を強く打ち付けてしまい痛みが取れないというご相談が多いです。
この時、尾てい骨を骨折してしまった場合はまずは整形等を受診してください。
折れてはいなかったが、数日~数週間経っても痛みが取れない、また骨折して、もうだいぶ経つが痛みがなかなか取れない、日常生活は問題ないが、床などに座ると痛みが出る、これらは改善することは可能です。
尾骨(尾てい骨)の痛み
の原因を知る
これらの症状は実は尾てい骨に問題があるのではなく、強く打ち付けた際に、庇うために周りの筋肉が強く収縮して、それが元に戻っていないことが原因なのです。
また仙骨も同時に変位したため、床などに接触する尾てい骨の角度が今までと変わってしまい痛みや違和感が出るのです。
ですから、周りの筋肉をほぐし、仙骨を調整すると尾てい骨の痛みや違和感も無くなっていきます。
さらに、これでも症状が残っている場合は尾骨温灸も同時に行います。
仙骨と精神的疾患のページにも書きましたが棒灸というお灸を使って、尾てい骨部分を温めます。温めることによって、縮こまっている尾てい骨を伸ばしてあげるのです。また周りの筋肉の血流もよくなるのでほぐす効果も上がります。大抵はこれで解決します。
整体等の範疇を超える症状
これらではなく、たまに相談を受けるのが、仙骨や尾てい骨の「出っ張り」が当たって痛いという方がいます。
これは骨棘といい、誰でもあるのですがその出ている骨棘が人によっては大きい人が居ます。
この場合は残念ながら整体等の範疇を超えています。どうしても気になるという方は、外科手術になります。専門でやっている病院もあるようなので、そちらをご受診ください。(バインダーで削ってしまうようです)