2018年6月25日

産後の腰痛について

 

産後の腰痛に悩む方も多いですね。

妊娠後期から腰痛になる方、出産後から腰痛になった方

子供を負ぶって出かけたり、家事をしたりで腰痛になったり

といろいろです。

産後腰痛のメカニズムは、出産の際に産道を広げるため骨盤が開きます。

これを正確に表現すると仙骨と腸骨を繋げている靭帯が緩んで骨盤が開きます。

(もう一箇所恥骨結合のところでも開きます)

そして出産後は徐々に骨盤は閉まっていきます。

これも正確にいうと仙骨と腸骨を繋いでいた靭帯が少しずつ締まっていき骨盤が安定するのです。

これが大概のパターンなのですが、この運動が上手くいかない場合に産後の腰痛が発生します。

仙腸関節が緩いままで骨盤が締まり切らなかったり、出産のときの力みが

うまく取れず深層の筋肉が凝ったままになったりするのです。

また産後すぐに、まだ骨盤が安定しないうちに家事や仕事をして骨盤が歪んだりなどですね。

また、冷えも注意が必要です。

まだ骨盤が安定していませんので身体を冷やしてしまうと

冷気が身体の奥まで入ってしまい、それで腰痛になってしまいます。

夏場の出産でも冷房には気を付けなければなりません。

 

まず自分で何とかしたい場合は、産後はしばらく骨盤ベルトなどで骨盤を締めることです。

しばらく締めていると、その間に仙腸関節が安定し骨盤そのものがぐらつかなくなります。

すると体も安定し腰痛の心配は遠のいたと言えるでしょう。

また締めるだけでなく骨盤の動き、可動性も取り戻したいですね。

その為には歩くことが大切ですが、小さなお子さんがいるとなかなかそんな時間もとれないと

思いますので、そんなときは自宅で出来る仙腸関節ストレッチをやってみましょう。

仙腸関節ストレッチのやり方はこちらです。

なかなか改善しないときはぜひご相談ください。