仙骨にはどんな筋肉が付着しているでしょうか?
パッと思いつくのは脊柱起立筋ではないでしょうか?よくいう背筋のことです。
しかし脊柱起立筋というのは1つの筋肉ではありません、いろいろな種類があります。
詳しくは腸肋筋(一番外側)、胸最長筋(真ん中)、多裂筋(内側)となります。
各脊椎に付着しているので、背骨の動きと関連があります。
それから以前のコラムでも書いた、広背筋、意外ですよね、仙骨に付着しているんです。
広背筋は背骨にも付いていますが、肩甲骨や上腕に繋がっています。
ですから、仙骨と腕は繋がっていると言えるんですよ!
それから大殿筋、梨状筋が付着しています。
これらは脚(主に股関節)に付いています。
仙骨は脚とも繋がっています。
他にマニアックですが仙尾筋という筋肉も付いていますが、作用としてはあまりありません。
また尾骨も仙骨と考えたなら、尾骨筋や肛門挙筋といった筋肉も付着しています。
このように仙骨は体の中心にありながら、筋肉同士でも手足と繋がっているのが
分かるのではないでしょうか?
そうなると腰が痛い原因は、腰だけでなく意外な場所にもあるというのも
納得できますね。