2025年7月14日

仙腸関節とぎっくり腰

ぎっくり腰は非常に強い痛みが出ますね、嫌ですね。。(私も5回やってます・・)

急にふとした拍子でなるので怖いですよね。。(気持ちはよ~く分かります笑)

ぎっくり腰の原因をたまに仙腸関節の捻挫です、みたいなことを言う人がいます。

ぎっくり腰は仙腸関節と関係があるでしょうか?

私はこれは無い!と思っています。

確かに仙腸関節の辺りに、強い痛みを伴うぎっくり腰もありますが

それは仙腸関節の捻挫ではないと思います。

なぜかというと、捻挫とは脱臼の手前みたいなことです、脱臼はしなかったけど

靭帯は伸びてしまったのが捻挫です。

仙腸関節は動くのは間違いありませんが、実際に動くのはほんの数ミリです。

人によっては1ミリくらいしか動かないと思います。

そのくらい強力に靭帯で結合しています。

なので「仙腸関節の捻挫」というのは物理的にあり得ないと思います。

ではなぜ仙腸関節に強い痛みが出るのか?

ぎっくり腰とはなんなのか?

これは一つ前の記事にも書きましたが、仙腸関節上(仙骨と腸骨の表面)には

たくさんの筋肉が付着しています。

ぎっくり腰の際、そこの筋肉が痛みを発しているのですが、あまりにも痛いので

仙腸関節を痛めた・捻挫した、という風に言われるのだと思います。

ではぎっくり腰ってなんなの?という話ですが

これは、ほぼほぼ大腰筋や脊柱起立筋群の「攣り」です!

ふくらはぎや足の裏が攣ったことのある方は多いと思うのですが

あれが大腰筋や脊柱起立筋群で起こるのです、だからめちゃくちゃ痛いんです!!

足の裏とかは自分で指を伸ばしたりして、攣った状態を戻せることが出来ますが

残念ながら、ぎっくり腰の状態を自分で戻すというのは相当難しいです。

それが自然に戻るまでに、数日から下手をすると数週間かかるので、その間痛みが続くんです。

これがぎっくり腰の正体です!

そして、この攣った状態が戻れば痛みはすぐになくなります。

よっぽどの状態でなければ、当院ではぎっくり腰はその場でだいたい治まります。

ぎっくり腰で困っている方はぜひお越しください。