ぎっくり腰は非常に強い痛みが出ますね、嫌ですね。。(私も5回やってます・・)
急にふとした拍子でなるので怖いですよね。。(気持ちはよ~く分かります笑)
ぎっくり腰の原因をたまに仙腸関節の捻挫です、みたいなことを言う人がいます。
ぎっくり腰は仙腸関節と関係があるでしょうか?
私はこれは無い!と思っています。
確かに仙腸関節の辺りに、強い痛みを伴うぎっくり腰もありますが
それは仙腸関節の捻挫ではないと思います。
なぜかというと、捻挫とは脱臼の手前みたいなことです、脱臼はしなかったけど
靭帯は伸びてしまったのが捻挫です。
仙腸関節は動くのは間違いありませんが、実際に動くのはほんの数ミリです。
人によっては1ミリくらいしか動かないと思います。
そのくらい強力に靭帯で結合しています。
なので「仙腸関節の捻挫」というのは物理的にあり得ないと思います。
ではなぜ仙腸関節に強い痛みが出るのか?
ぎっくり腰とはなんなのか?
これは一つ前の記事にも書きましたが、仙腸関節上(仙骨と腸骨の表面)には
たくさんの筋肉が付着しています。
ぎっくり腰の際、そこの筋肉が痛みを発しているのですが、あまりにも痛いので
仙腸関節を痛めた・捻挫した、という風に言われるのだと思います。
ではぎっくり腰ってなんなの?という話ですが
これは、ほぼほぼ大腰筋や脊柱起立筋群の「攣り」です!
ふくらはぎや足の裏が攣ったことのある方は多いと思うのですが
あれが大腰筋や脊柱起立筋群で起こるのです、だからめちゃくちゃ痛いんです!!
足の裏とかは自分で指を伸ばしたりして、攣った状態を戻せることが出来ますが
残念ながら、ぎっくり腰の状態を自分で戻すというのは相当難しいです。
それが自然に戻るまでに、数日から下手をすると数週間かかるので、その間痛みが続くんです。
これがぎっくり腰の正体です!
そして、この攣った状態が戻れば痛みはすぐになくなります。
よっぽどの状態でなければ、当院ではぎっくり腰はその場でだいたい治まります。
ぎっくり腰で困っている方はぜひお越しください。