2020年11月30日

痛いときは温めるのか?冷やすのか?

これはよく聞かれる質問です。

もしかしたら、過去にも書いているかもしれませんが

もう一度書いておきます。

痛みというのは炎症なので冷やします。

よく急性期は冷やして慢性痛なら温めるというのを聞きますが

慢性痛でも基本は冷やします。

慢性痛もずっと炎症が続いているからです。

しかし、冷やすといっても身体は冷やしてはいけません、あくまで患部のみを冷やします。

温めると楽になるという声が聞こえてきそうですね、冷えからくる痛みとかこわばりは

温めても良いと思います。

ですがそれ以外の痛みは炎症が起きているので冷やした方が良いのです。

温めると楽に感じるのは、温めると血管が広がり血行が良くなるので、そのときに痛みの物質も

一時的に流れてしまうので、それで痛みが楽になるのです。

しかし、温めてしまうと炎症が無くならないので、また痛くなってしまいます。

ですから冷やすのです、冷やすと先ほどとは逆に、血管が収縮し血流は悪くなります。

これを利用するのです、冷やしているときは血流が悪くなりますが、冷やすのを止めたときに

今度は自分の体温で温まっていき、血管は広がり血流が戻ります、このときに治癒能力が上がるのです。(ですから温かい環境で行うのが大切です)

冷やす時間は20分~60分くらいです。

また物理的に冷やしたいので、冷シップでなく氷を使いましょう。

(アイスノンは冷やし過ぎに注意です)

ビニール袋に氷を入れ水を少し足すと使いやすいです。

最初は皮膚がちぎれるように感じるのですが、少しすると慣れます、無理でしたら

ハンカチなどを挟むと良いでしょう。

先ほども書きましたが、身体は冷えないように注意です、温かい環境で患部のみをピンポイントで

冷やしてください。

一度冷やしたら、冷やした時間と同じくらい時間を空ければ、日に数度行っても大丈夫です。

肘や膝の痛みはよく効くと思います。