2018年4月17日

施術に当たっての心構え

皆さん、包丁は知っていますよね。

そう、料理に使う包丁のことです。

では語源は知っていますか?

包(庖)とは中国で料理人のことです。

丁は人の名前で、丁さんという人のことです。

昔、中国に丁という料理人が居ました。

この人はとても料理刀捌きが上手くて

ある日、当時の皇帝より、牛の解体を

見せてくれと命令ありました。

そのときの牛の捌き方は素晴らしく

まるで楽器を奏でているかのように

リズミカルで見るものを驚嘆させました。

皇帝は素晴らしい、技も磨けばこんな境地になるのかと

褒めましたが、丁さんは、私のは技ではなく道でありますと

答えます。

初めての牛の解体のときは、どこから手をつけて良いか

分かりませんでしたが、3年後には牛の大きさなど

気にならなくなり、今では通常の意識状態の目で見て捌く

ということも無く、瞑想のような状態にて解体作業を行います。

また普通の料理人ならば数年で刀を変えますが

私は約20年経ちますが、刃こぼれも起こしていません。

たまには、非常に難しさを感じるときもありますが

そんなときはより意識を集中し、無心にて刀を操ります。

すると気づいたときには、解体し終わっているのです。

だいたい、このようなことを皇帝に述べます。

すると皇帝は丁から素晴らしい話を聞かせ貰ったと

述べました。

それが語源で包丁(庖丁)と呼ばれるようになりました。

この話はよく無心の例えで聞く話です。

私も施術するときは、このような境地に達したいと

思い、日々行っております!

これからもよろしくお願いします!