皆さん、包丁は知っていますよね。
そう、料理に使う包丁のことです。
では語源は知っていますか?
包(庖)とは中国で料理人のことです。
丁は人の名前で、丁さんという人のことです。
昔、中国に丁という料理人が居ました。
この人はとても料理刀捌きが上手くて
ある日、当時の皇帝より、牛の解体を
見せてくれと命令ありました。
そのときの牛の捌き方は素晴らしく
まるで楽器を奏でているかのように
リズミカルで見るものを驚嘆させました。
皇帝は素晴らしい、技も磨けばこんな境地になるのかと
褒めましたが、丁さんは、私のは技ではなく道でありますと
答えます。
初めての牛の解体のときは、どこから手をつけて良いか
分かりませんでしたが、3年後には牛の大きさなど
気にならなくなり、今では通常の意識状態の目で見て捌く
ということも無く、瞑想のような状態にて解体作業を行います。
また普通の料理人ならば数年で刀を変えますが
私は約20年経ちますが、刃こぼれも起こしていません。
たまには、非常に難しさを感じるときもありますが
そんなときはより意識を集中し、無心にて刀を操ります。
すると気づいたときには、解体し終わっているのです。
だいたい、このようなことを皇帝に述べます。
すると皇帝は丁から素晴らしい話を聞かせ貰ったと
述べました。
それが語源で包丁(庖丁)と呼ばれるようになりました。
この話はよく無心の例えで聞く話です。
私も施術するときは、このような境地に達したいと
思い、日々行っております!
これからもよろしくお願いします!