前回は痛くない腰の曲げ方(前屈)でしたが
今回は反対の動き、痛くない反り方(後屈)を説明したいと思います。
まあ日常生活では、それほど腰を後ろに反らすことはないかもしれませんが
腰痛になって、後ろに反らすのが怖くて出来ないという方は多いと思います。
今回も文章だけでは伝わりづらいかもしれませんが、出来るだけわかりやすく
説明したいと思います。
まず普通に反ると腰に痛みが出たり、脚にかけて痺れが出たりする方は
腰を反らすと、悪い意味で腰(腰椎部分のみ)しか動いてないのです。
そして本来、協調して動くはずの胸椎(背中)や骨盤(仙骨と腸骨)がほとんど動いてないのです!
痛めた腰なのに、その痛い腰をメインに使って動作をしてしまっているのです。
これが痛みや痺れを誘発します。
そうではなく、痛めた腰に負担をかけずに、背中や骨盤(臀部)を
上手く使って反る動作をするのです。
痛い反り方(後屈)というのは、 体を横から見たとすると
腰椎部分で体が「くの字」になって曲がっていきます。(これが腰椎メインの反り方)
一方、健康な方の後屈は、横から見て体全体で「Uの字」のような
反り方をします。(胸椎や骨盤を協調した動き)
これをすれば良いのです!
やり方は、痛い方は胸椎や骨盤が動いていないと書きましたが
その逆の胸椎や骨盤を使って後屈するのです。
まず体を反って(後屈)いくときに、腕をバンザイをするようなつもりで
大きく胸を開いて反っていきます。
これにより胸椎は大きく動きます(手はバンザイから腰に添える動きです)
そして、そのまま骨盤(臀部)を前方に突き出していきます、このとき横から見て
体全体が「Uの字」になっているような感覚があれば成功です。
反った(後屈)時の腰の痛みが減っているはずです。
この動きはリハビリにもなるので、「いや日常で反らないし」と
いう方も是非やってみてください!
自然と腰に負担にならない動きが身に付いて、腰痛改善につながっていくと思います!