再度、引用させていただきます。
腰痛の原因は、仙腸関節(骨盤の後ろにある関節)のゆがみにある――。
「この常識を知らない医者があまりに多い」と、かただ整形外科院長の片田重彦氏は言う。
「仙腸関節が怪しいと言われるようになって、まだ10年くらいなので、熱心な先生は勉強しているのでよく知っていますが、そうでない医者はまったく知りません。
そういう古い知識のままの医者は、ヘルニアによる神経の圧迫が腰痛の原因だという旧来の診断をしている。
しかし、実際に神経圧迫によって起こる腰痛は2~3%なんです。そのため手術をしても痛みが消えず、痛み止めを飲んだり、効果のないリハビリをしたりして、治らない治療を延々と続けてしまっている」
なかには腰痛の原因は脳にあると考え、抗うつ剤やオピオイドという麻薬由来の薬や、神経の感受性を鈍くする痛み止めをむやみに処方する医者もいるという。
痛み止めを飲めば、たしかに一時的に痛みやしびれはやわらぐが、完治することはない。そうやって推測で治療を進めたため、どんどん原因がわからなくなっていく患者も少なくない。
では、なぜ腰痛は誤診が多いのか。それは「腰痛はMRI(画像診断)で分かる」という旧来の常識が、いまだに整形外科医の間には根強く残っているからだ。
「英国の調査によれば、『MRIが腰痛治療の改善に寄与していない』という結果が20年前から出ています。ところが、日本ではMRIが大普及してしまったものですから、『MRIが証拠だ』という頭で手術をすすめる整形外科医が多い。
きちんと触診もせずに、一足飛びに画像に頼った診断をするから誤診が起こるのです。痛みはMRIに写らない。これがMRIで腰痛を診断できない最大の理由です」(片田氏)
「週刊現代」2017年12月23日号より
だんだん医療も私の見解に近づいてきました。(笑)
ただ、今の私の見解は「腰痛の原因は仙腸関節のズレであるがそれだけではない!」です。
仙腸関節だけでなく、付随する筋肉もしっかりとほぐさねばなりません。
MRIに写らないのは痛みだというのは当たり前であって、そんな禅問答のようなことでなく
本当に写らないと言えるのは筋肉です!
もしかしたら少しくらい写るかもしれませんが、凝りは写りませんね。
そう、凝りも仙腸関節のズレも熟練した手の感覚が教えてくれるのです!
痛みの原因となっている筋肉をほぐし、痛みの原因になっている仙腸関節のズレを正す
これが腰痛解消の答えだと思います。