これを聞いて分かる人はもしかして!?となって
分からない人はなんのことやら??ではないでしょうか?
でも、じつは結構多いです。
当院に来る方は腰痛の方が多いのですが、肩や首、膝の症状の方もいらっしゃいます。
そして、膝痛ですがよく話を聞いてみると、膝関節が痛くて
膝が曲がらないのではなく、太腿の筋肉が固くなって膝が曲がらないという方が
ちょいちょい居られます。
太腿の筋肉=大腿四頭筋のことです(この大腿四頭筋は4種類あるので四頭筋です)
このうちの一つである、大腿直筋という一番長い太腿の筋肉があるのですが
この筋肉は骨盤から膝下までつながっているちょっと特殊な筋肉です。
どう特殊かというと筋肉は普通、関節を1つだけ跨いで骨と骨を繋げているのですが
大腿直筋は二関節筋といって関節を2つ跨いで繋げています。
骨盤(腸骨)と大腿骨、大腿骨と脛骨(スネの骨)を繋げています。
そして、この大腿直筋が主に収縮して膝や股関節を曲げるのですが
この大腿直筋が固くなり突っ張って膝が曲がらなくなるのです。
前駆症状としては、屈伸運動がしづらいとか、正座すると前腿が突っ張るなどです。
これが進むと、膝関節は痛くないのに膝が曲げにくくなったり、強引に曲げようとすると
前腿が痛くて膝が曲げられなくなったりします。
原因は老化現象の1つでもあります。
ただし運動不足による部分が多いので、初期であればストレッチなどして
前腿を充分に伸ばす、適度に足腰の運動をする等で改善できます。
気付きにくいので、膝が曲がらなくなってからあれ?となることも多いです、気を付けましょう!
さらにこれが進んでしまうと、膝の変形などが起こり始めて、ちょっと厄介になりますね。