2018年5月8日

膝痛の改善方法ついて②

膝痛の原因は膝にあるのではなく、大腰筋の凝りである!

確かに膝が痛くなると膝の軟骨は擦り減っているかもしれません。

加齢やスポーツ障害、きっかけは様々でしょう。

病院に行って調べると、お医者さんから「膝の軟骨が減っていますね~」

これもそのとおりだと思います。

しかし、なぜ膝の軟骨が擦り減ってしまったのか?が

大事なことなのではないでしょうか!

その原因の一つが、ずばり大腰筋の凝りなんです!

では説明していきましょう。

大腰筋とは上半身と下半身を繋いでいる筋肉なんですが

主な働きは、体幹を支えることと、上半身を前屈させるか

太ももを上に挙げるという動作です。

特にジャンプや階段を登る、坂を上がるときに強く働きます。

この時点で膝に関係してくると思いませんか?

普通は大腰筋が凝ると、腰痛として現れるのが

一般的なのですが、実は同時に大腿四頭筋(太腿)も凝りだします。

これは大腰筋(腸腰筋)の衰えを大腿四頭筋がカバーする為です。

 

そして大腿四頭筋が凝ると、膝のお皿を上に引っ張るテンションが生じます。

(太ももの前面が拘縮を起こしてしまうのです)

オスグッド病(成長期の子がよくなる膝の下の軟骨が膨らんでくる症状)が

有名ですね。

凝った筋肉が付着部分の骨を引っ張り続け、剥離骨折するのがオスグッド病です。

骨格の出来上がった大人の場合はオスグッド病まではいきませんが

太腿の凝りが膝に負担となり、耐えられなくなると膝痛として

症状が出るのです!

大腰筋の凝り→太腿の凝り→膝のお皿を引っ張る ➡膝痛

 

では改善方法です!

まずは太腿四頭筋を緩めましょう。

 

やり方は片方の脚を伸ばし、反対側の膝を曲げた状態にして、上半身を後ろに倒します。

(片方だけ正座しているような感じです)

すると曲げてある方の脚の前面が伸ばされますね、両脚を行います。

膝が痛くて曲げられない場合は無理をせず、出来る範囲で行いましょう。

ストレッチが終わりましたら、太腿の外側をよく揉んであげます。

膝痛のある方は筋が張った感覚があるのではないでしょうか?

それが柔らかくなるようによく揉みほくぐします。

お風呂上りにやってももちろんOKです!

 

つづけて大腰筋そのもののストレッチを行います。

うつぶせに寝た状態から、両手で上半身を起こします、その際は腰を反るという意識でなく

身体の前面(特に大腰筋の部分)を伸ばすというイメージで行ってください。

これが大腰筋のストレッチになります。

時間は腰が痛くならない程度です、ですから個人差があって構いません。

数秒から数十秒程度です。

腰が痛くなる場合は、腕を伸ばし切らずに肘を曲げた状態で調節してください。

この2つのストレッチをしばらく続けて、太腿の筋肉(大腿四頭筋)と大腰筋を緩めましょう。

するとだんだんと膝痛が楽になってくると思います。